1. ハーシェルのもう一つの金言は、「もしある対象がより優れた力(大型の望遠鏡)で見つかれば、その後はより劣った力(もっと小さな望遠鏡)でも十分それを見ることができる」というものだ。この言葉の正しさは、ウィリアム卿の時代から現代に至まで、眼視観測家によって何度となく実証済みである。その古典的な一例が、有名なシリウス伴星の白色矮星だ。この微小な天体を発見するには、46cm屈折望遠鏡を必要としたが、その後は(主星を回る近接した軌道上のどこに位置するかにもよるが)10~15cmの小口径でも観測が可能になった。
    — 『ハーシェル天体ウォッチング』(ジェームズ・マラニー/地人書館、2009)