「dog ear(犬の耳)」とは、本を読んでいるときに気になるところがあったら、ページの端をちょっと折って、印をつけること。
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チャンドラはさらに一歩踏み込んだ。初め彼は、日本への原爆投下に人種差別的な含みがあったという事実はないと述べていた。「だが、ドイツでの戦争が終わっていなくても、あの爆弾がドイツに投下されることはたぶんなかっただろうとの思いが浮かんだのは事実だ」と補足したのである。気まずい間が流れたが、インタビューをしていた記者が、「それでは、ご自身の天体物理学のご研究のことに戻りましょうか」と言って沈黙を破った。
一九五〇年代になってようやくチャンドラがロスアラモスに姿を現したのは、超新星爆発ときわめてよく似た爆発特性をもつ、次世代の核兵器の研究に携わるためだった。